ギリシャ、極右政党への補助金停止 犯罪組

ウィーン=喜田尚】ギリシャ国会は23日、犯罪組織やテロ活動にかかわった政党への国の補助金交付を禁止する法案を賛成多数で可決した. 300議席中18議席を持つ極右政党「黄金の夜明け」の議員3人が犯罪組織を運営した疑いで逮捕され、現在も拘束中だ. 同党への国からの補助金は停止される. 1967年から74年まで軍事政権が続いたギリシャではこれまで、政党活動の規制につながる動きに対して警戒する声が強かった. しかし、民族主義をあおり、移民らへの暴力行為が問題視された「黄金の夜明け」に対して批判が強まり、司法当局は9月末に一斉捜査を開始. ルブタン ブーツ 国会は、拘束中の3人のほかに6人の議員の不逮捕特権の剥奪(はくだつ)を決めた. 現職の国会議員が逮捕されたのは、民政移管後は初めて.