ネクソンの『アラド戦記』がXbox 36

ネクソンは、同社のオンラインA・RPGアラド戦記』を、Xbox 360のLIVE アーケード用ソフトとして開発していることを明らかにした. 『アラド戦記』は、多彩なスキルや武器を使いこなし、危機に瀕したアラド大陸を救う冒険の旅に出る、2D横スクロールのA・RPG. すでにサービスが行われているPC版では、全世界のID数が2億あり、TVアニメ化もされるなど、人気の高いタイトルだ. Xbox 360版では、Xbox LIVEを通じてオンラインプレイをすることになり、リリースは年内を目指しているという. 開発は、PC版の開発会社であるネオプルと、コンソールゲームの開発ノウハウを持つSoftmaxが共同で行い、マーケティングは米国マイクロソフトが行う予定. ネクソンは「長年積みあげて来た開発およびローカライズノウハウを基盤とし、PCバージョンよりさらに高い完成度のゲームをお披露目したいと考えている」と意気込みをコメントしている. E3のUbisoftブースで、新作『Child of Eden Hope and Happiness...(以下、Child of Eden)』を手掛ける水口哲也氏にインタビューを行った. 『Child of Eden』は、PS3Xbox 360(Xbox 360Kinect対応タイトル)用として開発が進められている作品. ゲームとしての印象はシューティングに近いもので、画面上に出てきた敵をロックオン、バルカンのような弾で打ち落としていく. ステージを進めていくにつれて、音と光の演出が次第に複雑さと美しさを増していく... という内容だ. 今回、水口氏によるデモプレイを見た後で、本作についてのインタビューを行った. この作品にどんな思いを込めたのかを聞いてみたので、ぜひともチェックしてもらいたい. ――どうしても水口さんの作品で、こうしたタイプの作品ですと『Rez』を連想せずにはいられないのですが、『Rez』よりもここに力を注いだ! という部分はありますか? あらゆる面で進化しています. 音も映像もそうですし、今のデモプレイはKinectを使いましたが、こうしたインターフェースが出てきたので、また今、作品を作る意味があるんじゃないかと思ったんですよ. ――『Rez』の時は、プレイヤーに刺激を与えるための媒介としてバイブレーターがあったじゃないですか. 今回はそういうものを介さなくてもいいのかな、という印象は受けました. そうですね. 10年前に比べると技術的な面でいろいろなものが進歩しています. iPadiPhoneを含めて、インターフェースがとにかく増えました. このE3では、3DSも出てきましたし. 作り手としては、大変楽しい時代になってきましたね. イメージさえあれば、現実になるんですから. 今後は、3Dの方向にどんどんと広がっていくと思います. ――作り手として楽しいというのは、受け手としても楽しい未来が待っていそうな感じですね. 今回の『Child of Eden』では、どんな仕掛けを用意していますか? もちろんいろいろ用意しています. ――ゲームのボリュームは? 現段階では、5個のステージを用意しています. セレクト画面にも仕掛けを施してあって、ゲームを遊んでセレクト画面に戻ってくると、何か変化があるようになっています. ――そこには、どんな狙いがあるんですか? やっぱり僕は、"1回やって終わり"というゲームを作りたくないんですよ. 何回も何回も遊んでもらいたい. 何回も遊んでもらうなら、気持ちよくなってもらいたい. このゲームは、"Eden"という巨大なアーカイブでの物語なんですね. そこには、いろんな記録や記憶があるんですが、ある時ウイルスに冒されてしまうんです. それを元に戻すことが目的で、元に戻っていくにつれ、美しく気持ちよくなっていくんですね. ――最初のほうは単調な音でしたが、ステージの後半ではボーカルも入っていましたよね? 女の子が出てきましたよね. 彼女はLumiといって、元気ロケッツのボーカルなんです. ここ数年は音楽をやっていましたが、自分の中で、こういったものを重ねていくというか、関連させていくことにおもしろさがあるんですよ. やっと発表はできましたが、まだまだ完成にはほど遠いんですけどね. ――今の時点での完成度は? まだ50%くらいですね. ですから、実際にはここからが大変なんですよ. 音楽と映像の新しい形を作っていくということで、やっぱりいいものにはしたいですから. ――本作のタイトルに込められた意味は? まだ言えないんですが、当然ある意味がこめられています. これは、遊んでいくうちにプレイヤーが気付くように作ろうとしています. "Eden"という単語は、世界中に意味があると感じている人が多い言葉だと思います. いったい何をやろうとしているのかは、遊んでくれればわかると思います. ――今日のデモプレイはKinectを使っていましたが、その感想を聞かせてもらえますか? もちろん、このゲーム自体はコントローラで遊んでもらって楽しめるように作っています. それが根本としてあるのですが、Kinectを使うとまるで別物ですね! オーケストラの指揮者になったような、不思議な感覚があります. やればやるほど楽しめる感じです. ――それでは、最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします. おそらく3年ぶりくらいのゲームになりますが、この中に僕の今までやってきたことが全部つまっています. いろんな意味でサプライズがあると思いますので、楽しみにしていてください. ――ありがとうございました. コードマスターズは、8月30日に発売するPS3/Xbox 360用ソフト『ダート ショーダウン』のオリジナル壁紙を公式サイトで公開した. 『ダート ショーダウン』は、過激なオフロードレースを楽しめる『ダート』シリーズのスピンオフ作品. 本作では、これまでの『ダート』シリーズにはなかったマシンのブースト機能やランプ(傾斜台)を活用したジャンプなど、レースゲーム初心者でも手軽にライバルを出し抜ける仕掛けや、ライバルとの車の壊し合いが楽しいレースカテゴリーなどが盛り込まれている. 公式サイトで公開されているオリジナル壁紙は全3種類. 壁紙には、レース中の破壊シーンを中心に、ジムカーナでフォード フィエスタを駆る場面など、本作の特徴を表したシーンが描かれている. これらの壁紙は公式サイトから無料でダウンロードできる.