中国軍、世界的に活動分野拡大」 米国防総

国防総省は18日、中国の軍事力を分析した年次報告書を発表した. 中国が引き続き軍事力を増強させていることを警戒する一方、海賊対策など新たな活動を世界各地で拡大していることにも注目している. 報告書では、中国軍が最新型の巡航ミサイルや短中距離弾道ミサイルなどの増強を通じて、敵を近海に接近させない能力を高めていると指摘した. また今年の報告書では、中国が世界的に影響力を強めるなかで、「中国軍が(戦闘以外の)幅広い活動を中国から遠く離れた地域でも拡大している」と指摘. アフリカや中南米での海賊対策や病院船の派遣などの活動を挙げた. 報告書の内容を記者団に説明した国防総省高官は、「中国が国際社会の平和と安定に取り組むことで協力の機会が生まれる. 前向きな可能性を秘めているが、(米国にとって)挑戦の意味を持つ可能性もある」と指摘した. ネパールのアグニ航空の小型旅客機(乗員乗客21人)が14日、同国中部ジョムソンの空港近くの山岳地帯に墜落し、航空当局によると、インド人乗客ら15人が死亡した. 6人は約60キロ南東のポカラの病院に搬送された. 同機はポカラ発のチャーター機でジョムソンに向かっていた. 地元メディアによると、機体に問題があった可能性があるという. 乗客はインド人16人、デンマーク人2人で、ジョムソン近くのヒンドゥー教と仏教の聖地ムクティナートを訪れる予定だったという. 同社の小型機は2010年8月にも墜落事故を起こし、日本人1人を含む14人が犠牲になった. (ニューデリー=五十嵐誠). 国連は17日、国連とアラブ連盟のシリア担当合同特使を今月末で辞任するアナン前国連事務総長の後任に、元アルジェリア外相のラクダール・ブラヒミ氏(78)を選んだと発表した. 同氏の希望で肩書は「合同特別代表」とする. 発表後、潘基文(パン・ギムン)事務総長は「重要な任務に、ブラヒミ氏が豊かな能力と経験をもって、積極的に取り組んでくれることに感謝する」とする声明を出した.