稚アユ、元気に遡上 大阪・淀川

かつての勤務先の飲食店経営者から700万円を盗んだとして、警視庁は、東京都荒川区南千住3丁目、風俗店従業員佐々木英治容疑者(40)を窃盗容疑で逮捕し、3日発表した. 「フィリピンにいる家族に会いたくて金に目がくらんだ」と供述しているという. 城東署によると、佐々木容疑者は2010年12月20日、当時勤務していた飲食店の男性経営者(39)を乗せて車を運転していて、経営者が現金700万円を置いたまま車を離れたすきに車ごと逃走した疑いがある. 事件翌日にフィリピンに出国し、今年6月に帰国していた. 水都大阪を流れる淀川で、天然アユの遡上(そじょう)が盛んだ. 梅田の繁華街から2キロほどの淀川大堰(おおぜき)右岸(大阪市東淀川区)にある魚道では、銀鱗(ぎんりん)をきらめかせて川面を滑るように進む稚アユを見ることが出来る. 淀川のアユは高度経済成長期に水質悪化でほとんど姿を消したが、淀川河川事務所が1992年から始めた調査では毎回遡上が確認され、2006年には最多の推計14万9千匹を記録した. 年平均6万5千匹ほどが遡上している. 今年も6月下旬まで見られそうだという. (飯塚晋一).