CRI・ミドルウェアの"CRI ADX

音声/動画ミドルウェアでタイトル開発をサポート CRI・ミドルウェアは、同社が提供する、クロスプラットフォーム対応オール・イン・ワン型オーディオソリューション"CRI ADX2"が、プレイステーション Vita本体と同時発売されたアークシステムワークスの『 ブレイブルー コンティニュアムシフト エクステンド 』に採用されていたことを明らかにした. "ADX2"は、全世界で2300以上のゲームタイトルで採用されている(2012年1月現在、リリースより)、高音質・低負荷再生、直感的なサウンドデザイン、効率的なデバッグなどが可能な、オール・イン・ワン型のオーディオソリューション. ソリューションとは、業務上の問題点の解決や要求の実現を行うための情報システムのことで、多彩なサウンドを効率よく制作することが可能なミドルウェアのこと. "ADX2"はPS Vita向けにおいても、2011年2月のPS Vitaの発表と同時に提供が開始され、『 ブレイブルー コンティニュアムシフト エクステンド 』に採用されたほか、今後発売が予定されている『 ペルソナ4 ザ・ゴールデン 』、『 ストリートファイター X 鉄拳 』などを始めとした、さまざまなPS Vitaタイトルに採用されているという. ゲーム開発の現場では、ハイスペックなハードの登場により、高度な映像・サウンド表現が可能になったことで、いかに開発効率を高め、クオリティー向上に集中できる環境を整えるかが求められている. CRI・ミドルウェアがPS Vita向けに"ADX2"をいち早く提供開始したことで、ロンチタイトルである『 ブレイブルー コンティニュアムシフト エクステンド 』や近々発売されるPS Vitaタイトルにおいても、開発の効率化によるクオリティー向上の恩恵を受けているはずだ. 以下、リリースより. PS Vitaでは、PlayStation3に迫る解像度の高さや、高性能なCPUの搭載により、従来の携帯ゲーム機では実現できなかった高度な映像・サウンド表現が可能になりました. タイトル開発現場においては、いかに開発効率を高め、クオリティ向上に集中できる環境を整えるかが求められています. CRIはタイトル開発の効率化や、クオリティ向上の実現をミドルウェアによって支援するため、PS Vita向けにオーディオソリューション「ADX2」をいち早く提供開始し、PS Vitaタイトルの開発者の方々をサポートして参りました. PS Vita 向け「ADX2」は、低CPU負荷、省メモリ設計のランタイムライブラリにより、PS Vitaのハードウェア性能を最大限に活かした高度なサウンド演出を実現します. また、さまざまなサウンドを直感的にデザインできるサウンドオーサリングツールを備えており、効率的なサウンド制作を可能にします. 2011年8月にはPS Vita向けに高機能ムービー再生システム「CRI Sofdec2」の提供を開始しました. 「Sofdec2」は独自コーデックにより、ゲームに動画を重ねたリッチな演出(アルファ値付きの動画再生やテクスチャへの動画貼り込みなど)を容易に実現します. 動画を使用することで、データ容量を抑えた特殊効果が可能になります. 「Sofdec2」はPS Vita 向けのムービーを簡単に出力できるエンコーダを付属しております. また、PS Vita 標準のH.264コーデックにも対応しております. 「ADX2」「Sofdec2」は各種プラットフォームに対応し、PS Vita、PS3PSP(PlayStation Portable)タイトルの同時開発や、移植を効率化します. CRIは、今後もPS Vita をはじめとする各種ゲーム機のタイトル開発を強力にサポートして参ります. PS Vita向け「ADX2」の特長 (1)PS Vita のサウンドハードウェアを活用した低負荷なサウンド再生を実現 (2)DAWレベルのオーサリングツールで直感的なサウンドデザインが可能 (3)実機でのサウンドプレビュー機能で制作時やデバッグ時の細かい調整も手軽に実現 (4)音声圧縮だけでなくデータ圧縮にも対応しており、より多くのコンテンツが収録可能 (5)PS Vita 標準の「BGMポート制御」機能に対応 PS Vita向け「Sofdec2」の特長 (1)アルファ(透過)ムービー、テクスチャムービー、複数ムービー再生などの特殊再生が可能 (2)任意の位置からの再生やチャプター再生などが容易なシーク再生が可能 (3)PS Vita 標準のH.264 コーデックに対応 (4)PS Vita 向けパラメータ設定がプリセットされたエンコーダを提供 (5)PC 上でムービーを再生するためのプレビューツールを提供 「ADX2」「Sofdec2」は無償で試用、評価が可能です. 試用にはフル製品版をお使いいただけます. 試用は下記フォームよりお申し込みください. ※試用お申込みフォームは→ こちら. ブルーディスティニーにはEXAMモードも 2012年9月20日より23日まで、幕張メッセ東京ゲームショウ 2012が開催中. 開催二日目となる21日、バンダイナムコゲームスブースで『 機動戦士ガンダム バトルオペレーション 』のステージ、機動戦士ガンダム バトルオペレーション ロードマップ発表会が行われた. ガンダムという強力IPでありながら、プレイステーション3での基本プレイ料金無料タイトルとして挑戦する本作の次の一手は. 登壇したのは、バンダイナムコゲームスのプロデューサーである桑原顕氏と、BBスタジオの制作プロデューサーである大野聡氏、そしてゲーム監督を務めた徳島雅彦氏. ステージではまず、これまでの展開が振り返られた. βテストを経て、運営開始までに17万人の登録があったそうで、現在はすでに60万人以上が本作をダウンロードしているとのこと. この勢いには、桑原氏らスタッフ一同驚いているそうだ. 本作は当初パッケージ販売されるアクションゲームとして企画されており、2009年ごろに開発が開始. オンライン多人数対戦というコンセプトは変わっていないものの、ビジネスモデルが決定されたのは今年に入ってからだとか. モバイルなどで基本無料タイトルの波が来ているのを受けて、バンダイナムコゲームスの蓄積を活かした形でビジネスモデルに挑戦するという意図から、無料モデルを採用することに決定したのだという. 直近のアップデート予定も明かされた. 今後の展開. アグ スリッポン まず発表されたのは、新ルールの"制圧戦". マップ内にある制圧地点を占拠していくことが主目的のルールで、固まって戦うだけでなく、複数のポイントを制圧するために、多少の分散や個人の技能も求められるだろう、と徳島氏. お次に発表されたのは、新マップ"採掘所". 高低差が大きいマップで、大野プロデューサーいわく、支援機の使い方が重要になるとのこと. 徳島氏によると、MSは通れない隠し道も隠されており、これらを使うことでトリッキーな奇襲も可能だという. そして3つ目には初心者用の"新兵実践訓練"が実装予定. 一定の階級までしか入れない代わりに出撃してもポイントが減らないというのが特徴で、MSを倒せばちゃんと初心者用の報酬が出て、設計図も貯まっていくそう. 過酷な戦場にいきなり出て出撃ポイントをムダに減らさないよう、まずはじっくり練習する手段ができるというのはありがたいところ. また、10月下旬ぐらいまでに実装される新機体も紹介された. "アッガイ"はレーダーに映らないスキル"ステルス"を持ち、カバーアクションで体育座りも取れる. そしてお次はジムスナイパーII. この機体が持つライフルは実弾系のものなので、ビームの光跡もなく、汎用機に近い感じの優秀な支援機体として活躍しそうだ. もう1機はブルーディスティニー. EXAMシステムも搭載しており、耐久度30%以下で発動可能. アタック、ディフェンス、スピードが上昇する荒業だが、うまく使わないと、発動したと思ったらもう大破しているといったことも起こりかねない. ちなみに格闘機なのは、「1号機の暴走シーンのイメージから」(徳島)らしい. なお、『 SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド 』の初回特典のひとつとして、本機体が先行入手できるコードが収録予定だ. さらなる実装予定機体として4体のシルエットも出たのだが、これは... 連邦に格闘、ジオンに支援がほしいというリクエストに応えるものだという. しばらく先の実装項目としては、クランシステムと"ハンガー"について説明された. 後者はすでに持っている機体の強さを底上げできるオーバーカスタム的な要素とのこと. バランスがおかしくならないよう、綿密に調整を進めているようだ. そのほか、簡易チャットでもっとさまざまなメッセージを使ってコミュニケーションが取れるよう、プリセットから使いたいものを選んでセットできるようにするそう. こちらは10月のアップデートで実装したいとのことだった.