地熱発電の開発支援 経産省、出資や債務保

経済産業省は、地熱発電の開発を促すため、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構」(JOGMEC、旧石油公団)が、開発会社に資金支援することを決めた. 火山列島の日本は、世界3位の地熱資源国. 経産省は「脱原発依存」の観点からも、地熱の開発に力を入れている. 地熱の開発は、熱水が出る場所まで井戸を掘る. ただ、多くの穴を掘る必要があり、投資しても失敗するリスクが高い. このため、石油・天然ガスの開発と同じように、JOGMECが開発の準備段階の会社に出資したり、開発資金を借りる際に債務保証したりできるよう、石油天然ガス・金属鉱物資源機構法を改正する. 経産省は、改正法案を今通常国会に提出する方針だ.

日中国交正常化40周年の記念行事のひとつとして、中国天津市で24日に予定されていた林家三平さんの落語公演が、延期されることになった. 尖閣諸島問題をめぐる日中関係の悪化が、中国各地で予定されている記念行事に影響を及ぼすことが懸念されている. 中国対外文化交流協会の担当者は「落語の翻訳が間に合わなかった」とするが、先週末の反日デモを受けての開催見送りと受け止められている. 約400人を招待し、うち9割は中国人が占める予定だった. 林家三平さんの所属事務所の代表で母の海老名香葉子さんは「本人は中国語落語の稽古を重ね、中国に行けないのを残念がっていましたが、このたびの事件では仕方がないと思っています」と話した. 北京市で21日から22日未明にかけて、大雨が降った. 新華社通信によると、1951年に観測を始めてから最大の豪雨で、3万人余りが緊急避難. 人民日報系のサイト「人民網」は37人が死亡したと報じた. 市内の道路は約100カ所で冠水し、車が通れなくなった. 北京国際空港でも525便が欠航するなど、交通がまひした. 市幹部は地元メディアに対し、「北京のインフラがもろいことが原因」と述べ、問題点を認めた. (北京).