魁!男塾』実写化決定魁!男塾

トランスフォーマー』 に続き、吉田タイガースの日本一を知る世代的には嬉しいニュースが! なんと宮下あきら先生の大傑作『魁! 男塾』が実写映画化されることが決定したそうです! 『魁! 男塾』といえば全国の不良が集まる私塾・男塾で繰り広げられる硬派な男義漫画で、アニメ化されたことも非常に有名です. 戦前の軍国精神そのままに突っ走る江田島平八塾長のもと、この男塾に一歩でも足を踏み入れた男はみなこの男塾に強制入塾させられるというムチャクチャな設定が面白いのですよ! また最初の頃は不良どものケンカと男の友情を中心に描いていたはずが、途中から次々と現れる強い敵と団体戦で戦う物語に・・・. しかも激しい戦いの末に倒した敵は翌日には男塾に入塾. 晴れて新しい仲間となる、これまたムチャクチャな設定で次から次へと戦いが繰り広げられるたびに仲間が増えていく、増えていく. まるで増殖するアイドルグループ「チェキッ娘」みたいなもんですよ. ってこれはこれで懐かしいなぁ~. ともあれ現段階で剣桃太郎、伊達臣人、富樫源次の配役は決定しているそうですが、その他の虎丸やJ、雷電、飛燕、月光の配役も楽しみです. そして一番気になるのは「塾長江田島平八であ~る」でお馴染みの江田島平八塾長を誰が演じるのかです. サニー千葉先生あたりが候補に挙がってくるのではないかと思うのですが、柄を考えると物足りなさすぎなんですよね. 最近では男前豆腐がちょっとした脚光を浴びている中で、果たして日本でどこまでヒットするのか、いやそれ以前にどれだけの公開規模を確保できるのか、すごく興味があります. 海外ではこの手の作品には高い関心が持たれているそうで、今後もしかしたらハリウッドリメイクされるかも知れませんね. でも主人公の名前がそのまま「ぴ~ち」になってたらドン引きしますけどね. 深夜らじお@の映画館 は映画版の主題歌に是非一世風靡を推薦します. 病気の父を救うため悪魔に魂を売った天才的な曲芸ライダーが、ゴーストライダーとなって魔界の反逆者と戦うアメコミヒーローもの. しかもこれをヲタク俳優ニコラス・ケイジが主演と聞いて楽しみにしていたのですが…まるっきりダメでしたね. 同じソニー・ピクチャーズの映画ということで直前に『スパイダーマン3』の予告編を見たせいもあってか、アメコミヒーローものとしては『SPAWN』なみに陳腐な感じを受けました. とにかくオープニングからこの『ゴーストライダー』の世界観及び主人公の心理状況の説明時間が長い長い! どのような状況になるとジョニー・ブレイズはゴーストライダーになるのかが映像で説明されてから台詞で説明されるという逆パターンの構成. 見ていて途中から疲れてきてしまいましたよ. さらに敵役である4人の魔界の反逆者も弱い弱い! ゴーストライダーがちょっと本気を出せばすぐに消されてしまう情けなさ. しかもボスであるブラックハートの最後も何あれ? でしたよ. 「私には魂がないから贖罪の目は効かない」と自信満々だったのに、その魂を○○しちゃダメでしょ!? ゴーストライダーを目の前にして弱点できましたから倒してくださいて言っているようなもんですもん! 確かに地獄の業火に焼かれながらの骸骨顔はすごくかっこいいです. ニコラス・ケイジの顔に戻った瞬間にがっかりするほどですから. でもバイクに乗るかっこよさを描けていない点や太陽に当たらない場所ならどこでもゴーストライダーになれるとかという曖昧な設定は映画をより中途半端にしたような気がします. 藤岡弘版初代仮面ライダーや限られた時間しかヒーローになれないウルトラマンやを見習え! と思いましたよ. ついでにおでこの狭いニコラス・ケイジも中途半端に感じました. やっぱり彼はハゲていないと. ですから是非『ヅラ刑事』のハリウッドリメイクを! と願います. てな訳で今年のワースト候補にもなりそうな感じの映画でした. やっぱりアメコミヒーローもので言えば『スパイダーマン3』が早く見たいですよ! 深夜らじお@の映画館 はおでこの広いニコラス・ケイジの方が好きです.

品川庄司の笑いに対する評価が、この映画の評価に繋がる. 「漫才」に関西の笑いを期待していると楽しめないだけでなく、関東の笑いによくあるオモロない部分がそのままこの映画に表現れている. それがこの映画で爆笑できない一番の理由. ただ品川ヒロシ監督のキャラを活かすその映画監督としての才能は素晴らしいの一言でした. 個人的に品川庄司を始めとする関東の笑いは笑っては休みの「単発笑いの連続」が多く、ブラックマヨネーズに代表されるような関西の笑いによくある「待ってた笑いを繰り出す巧さ」「ネタの繋がり」「畳み掛けるような笑い」による爆笑がないので、あまり好きではないんです. そんな品川庄司の笑いのオモロない部分がこの映画でも個性豊かなキャラはみんなオモロイけど繋がっていく巧さがないために畳み掛けるような勢いと爆笑がないなど、如実に表現れているんですよね. 「漫才」を扱った映画を「漫才師」が撮っているのに、これは凄くもったいないこと. 多分そうなった理由はこの作品の原作者も兼ねている品川ヒロシ監督が必要以上に自分自身と主人公・黒沢飛夫を重ね合わせているからなんでしょう. つまり彼が描く漫才は所詮「品川庄司の漫才」であって「漫才師たちの漫才」ではない. だから品川庄司の笑いに対する評価がこの映画の評価に繋がってくると思うのですよ. ただ俳優というより生まれ持ってのもアーティストでしょ! な上地雄輔、赤いデブ彗星似合いすぎ! なロバート秋山、人情派探偵ならぬ人情派借金取りですか? な長原成樹兄貴、『Shall we Dance?』の柄本明と同じやん! な宮川大輔、チンピラもコックも芸人も辞めて俳優に専念しなはれ! なミサイルマン西代、この方の漫才をする姿が見てみたいです! な笹野高史上地雄輔よりもノブをナイスアシストしてあげて! な千鳥・大悟、そしてちょっと可愛すぎて惚れてしまうやろ! な石原ひとみなど、個性豊かなキャラの描き方は凄く巧くて面白いこと. なのに、あの最後はみんな変われました的なヌルいラスト. これもまた品川庄司の漫才と同じで「起承転」まではオモロイけど「結」が弱すぎて、漫才全体がオモロイというイメージそのまんま. 特にピース綾部上地雄輔のダブルツッコミはベタすぎ・ダサすぎで絶対にしないやろと思っていただけに、凄く後味が悪かったです. あとEDロール後の新相方は大悟の紹介で「ヒマだな」とボヤいていたサヤマやろ! な鬼塚龍平と、先日顧問として西田探偵局を訪れていた佐藤隆太こと黒沢飛夫の「ドラゴンフライ」の漫才も、本当に一般客の前であの2人に漫才をさせて撮ったのなら、あの予選での1分漫才だけでなく3分くらい、じっくりと見せてほしかったですよ. 深夜らじお@の映画館 は宮崎マンゴーさんの指名だけは遠慮させていただきます. ※お知らせとお願い ■ 【元町映画館】 に行こう.