原監督やめさせる理由ない」巨人・渡辺会長

プロ野球、巨人の原辰徳監督(53)が過去の女性関係を理由に元暴力団員らに1億円を要求され、支払っていた問題で、渡辺恒雄球団会長(86)が25日夜、東京都内のホテルで報道陣の取材に応じ、「彼をやめさせる理由は一つもない. 最後までやってもらうし、来季もやってもらう. 2年契約だから」と語った. この問題をめぐっては球団が20日、「反社会的勢力に対する利益供与ではない」として、記事を掲載した週刊文春に対し、名誉毀損(めいよきそん)の損害賠償訴訟を起こすことを明らかにしている. 渡辺会長も「問題は相手を暴力団と認識していたか、いなかったかということ. そういう認識はまったくなかったとはっきりしている. 法廷ですべて明らかにする」と話した. ロンドン五輪第9日の4日、競泳の女子400メートルメドレーリレー決勝があり、日本(寺川綾鈴木聡美加藤ゆか上田春佳)が3分55秒73の日本新記録で3位に入り、2000年シドニー大会以来、3大会ぶりの銅メダルを獲得した. 1位は3分52秒05の世界新記録を出した米国、2位は豪州. 日本は第1泳者の寺川が2位で入り、鈴木、加藤が3位でつなぎ、上田が順位を守った. ロンドン五輪の代表選考会を兼ねた大阪国際女子マラソンは29日、大阪・長居陸上競技場発着の42.195キロのコースで行われ、マラソン2度目の重友(しげとも)梨佐(天満屋)が日本女子歴代9位の2時間23分23秒の好タイムで初優勝し、五輪代表入りを確実にした. 24歳の重友は「ロンドン五輪は夢の舞台. 少しでもアピールできたならよかったかな」と喜んだ. 野尻あずさ(第一生命)が2時間24分57秒で3位. ハーフマラソンと5000メートルの日本記録を持つ福士加代子(ワコール)は後半に失速し、9位だった. 五輪代表選考の最終レースとなる名古屋ウィメンズマラソンは3月11日に開かれる.